■豆知識情報:敷金と礼金について知っておこうブログ:21年05月14日
「夕方飯はまかせといて!」と私。
母は、出前のチラシを見せながら…
「こっちのほうが安いんじゃないの?」
あたしは「なんで人の気持ちを汲んでくれないの!」と怒る。
母が
「だいたいあんたがショッピングに行くのが遅いからよ!」と応戦。
喧嘩の始まりはいつもこうです。
母のことを大切に思うからこそ提案したことだったのに、
喧嘩になって…
結果的に、母に嫌な思いをさせる事態に
あたしとしては納得がいかないわけですね。
思い起こせば子供の頃のあたしは、
気持ちを受け取ってもらえない寂しさを
いつも感じていたかもしれません。
母の顔色をうかがって
喜んでもらえないことに対して、
あたしがやったことは迷惑なことだったのかなと
自分を責めていたようにも思います。
いつの間にか母との会話は敬語で応対するようになり、
母の気持ちを受け取ることを拒否し、
こちらから与えることを放棄して
だんだん距離を取っていきました。
母は祖母が病気がちで臥せっているような家庭で育ったので、
早くから自分が気丈でなければいけない、
人の世話になって迷惑をかけてはいけない…
という思いが強かったのでしょう。
両親が病気で寂しい思いをした分、
子供のために健康でいなければという気持ちもあったようです。
年老いて気持ちにからだがついていけなくなってきている今、
少しずつですが
ようやく頼ることもできるようにはなってきているようです。
社会人になったあたしは、
母との関係も変化していき、
敬語で接するようなことはなくなりました。
しかし、
母の気持ちを受け取っていることを伝えること、
つまり感謝している気持ちは
十分にはまだ伝えきれていないように思います。